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葛西薫展 HIROSHIMA APPEALS

開催期間:2014年10月20日〜11月29日

第16回亀倉雄策賞受賞記念 葛西薫展 「ヒロシマ・アピールズ」

2014年10月20日(月)〜11月29日(土)

10:00a.m.–7:00p.m. (最終日は5:00p.m. まで) / 日・祝 休み / 入場無料

主催:Kita:Kara Gallery
協力:公益社団法人日本グラフィックデザイナー協会・亀倉雄策賞事務局・クリエイションギャラリーG8

Kita:Kara Gallery 〒060-0042 北海道札幌市中央区大通西5丁目 大五ビルヂング3F

葛西薫氏は、1949年札幌生まれ。1973年サン・アド入社後から現在に至るまで、「サントリーウーロン茶」「ユナイテッドアローズ」の広告制作をはじめ、「虎屋」のCI・空間計画・パッケージデザインのほか、映画、演劇の広告美術や装丁、動画制作など、その活躍は多岐に渡ります。

本展では、葛西薫氏が制作した「ヒロシマ・アピールズ2013」ポスターとその試作を展示します。また、氏がこれまでに手がけた仕事を振り返る映像上映も行うほか、カレンダー、ポストカード、グラス、書籍などのグッズも販売します。

HIROSHIMA APPEALS Drafts

 初めて知ったグラフィックデザイナーの名は亀倉雄策だった。中学二年のある日、体育館に東京オリンピックの2枚のポスターが貼られた。今でもはっきり憶えている。ステージの左には日の丸の、右には短距離走のスタートダッシュの写真のポスター。その日からいつもの体育館の空気が一変し、なんだか外国にいるようだった。このときの興奮が今の自分の仕事につながる初めての出来事だった。数十年が経ち、亀倉さんにお会いしたときにそのことを伝えることができた。亀倉さんと会話したのはその一度だけだった。

 亀倉さんは第1回のヒロシマ・アピールズの作者でもある。その16作目のポスター制作の指名を受け、僕に何ができるのか、そしてまたポスターに何ができるのか……と緊張し、ずいぶんと苦しんだ。やがて目の前の白い紙を見つめるうちに、その白さが夏の陽のまぶしさに感じてきて、しぜんに筆が動いて止まらなくなった。僕にとっての真夏はいつも短かったが、忘れられない思い出がいっぱいある。青空はときに悲しくもあり、あの人この人の顔が浮かんでくる。この絵は誰かの姿であり僕の姿でもある。今考えると、こうして自分の職業を忘れて僕自身に帰ることで、ヒロシマと向き合うことができたように思う。

 このたびの受賞展が少しでも平和の一助になれば、こんなに嬉しいことはありません。

葛西 薫

亀倉雄策賞について

1997年に急逝した亀倉雄策の生前の業績をたたえ、グラフィックデザイン界の発展に寄与することを目的として遺族の寄付により設立された亀倉雄策賞。亀倉が設立から長く会長を務めた公益社団法人日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)に運営を一任し、毎年国内賞「亀倉雄策賞」を、さらに3年に一度「亀倉雄策国際賞」を授与する。「亀倉雄策賞」は『Graphic Design in Japan』応募作品の中から、最も優れた作品とその制作者を、「亀倉雄策国際賞」は富山県立近代美術館で開催される「世界ポスタートリエンナーレトヤマ」の応募作品の中から、国際性と普遍性の高い、優れた作品とその制作者を表彰するもの。「いつになっても東京オリンピックの亀倉と呼ばれること」を嫌い、亡くなる直前まで「今」の仕事で若い世代と競い、グラフィックデザイン誌『クリエイション』の編集を通じて、グラフィックデザインの芸術性、本質を追求した亀倉の遺志を尊重し、普遍性と革新性をもったグラフィックデザインを顕彰していく。賞金はいずれも50万円。賞状は佐藤卓によるデザイン。

「ヒロシマ・アピールズ」ポスターとは

公益社団法人日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)と財団法人広島国際文化財団が1983年、言葉を超えて「ヒロシマの心」を訴えるポスターを共同制作し、内外に平和を呼びかけるキャンペーンの構想を発表。同年に第1回作品として、当時JAGDA会長だった亀倉雄策氏の「燃え落ちる蝶」が発表され、 その後8年間、毎年1点ずつ新しいポスターが制作されました。ポスターは一般に頒布されたほか、「平和ポスター展」として全国各地で巡回展示されました。また、平和市長会議の参加都市に贈られ、1985年にスイス・ジュネーブでの米ソ首脳会談前に開かれた原爆資料展、1997年の欧州ヒロシマ展で紹介されるなど、海外でも反響を呼びました。戦後60周年を迎えた2005年を機に制作を再開し、これまでに通算17作品が制作・発表されています。

葛西 薫 Kaoru Kasai

1949年北海道札幌市生まれ。1968年文華印刷、1970年大谷デザイン研究所を経て、1973年サン・アド入社、現在に至る。

サントリーウーロン茶(1983年~)、ユナイテッドアローズ(1997年~)などの長期にわたる広告制作、虎屋のCI・空間計画・パッケージデザインなどのほか、サントリー、六本木商店街振興組合のCI・サイン計画、映画・演劇の広告美術、装丁など、活動は多岐にわたる。近作にNHKみんなのうた『泣き虫ピエロ』の動画制作、ペーター・ツムトア著『建築を考える』(みすゞ書房)の装丁、2014年にオープンした道庁赤れんが前の札幌市北3条広場「アカプラ」のロゴデザインがある。

毎日デザイン賞、朝日広告賞、講談社出版文化賞ブックデザイン賞、東京ADC原弘賞など受賞。
「HIROSHIMA APPEALS 2013」のポスター及び環境空間(クリエイションギャラリーG8での展覧会)が、2014年度東京ADCグランプリを受賞。

著書に『図録 葛西薫1968』(ADP)がある。JAGDA、東京ADC、東京TDC、AGI会員。

〒060-0042 北海道札幌市中央区大通西5丁目 大五ビルヂング3F

TEL 011-211-0810

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