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SPECIAL INTERVIEW
聞き手の西村佳哲さんに伺ってみました。【自分の仕事を考える2日間】


「自分の仕事」を考える2日間in札幌のファシリテーター(聞き手)西村佳哲さんにフォーラムに先駆けて質問に答えていただきました。

西村さん
働き方研究家(リビングワールド代表)

西村佳哲さん(にしむら よしあき)

「仕事」や「働き方」をテーマに、全8名のゲストを招いてお話をうかがい、集まった参加者同士も話し合えるフォーラム形式のトークセッションを開催します。社会に出て仕事をしたいと思っていても、なかなか魅力的な仕事に出会えない、自分は何をしたいのか見いだせない。そんな悩みを持ち模索する若者が多くなっています。また、現在仕事に就いていても、「働く意義」や「やり甲斐」に疑問を感じ日々、悶々と過ごしている人もいるはず。老若男女、もしかして一生のテーマではないでしょうか。 『「自分の仕事」を考える2日間in札幌』は、「働く」と「生きる」について、各界で活躍する6組のゲストに「聞く」、そしてともに「考える」フォーラムです。




「働くこと」と「生きていくこと」についてどう思われていますか?
背中合わせ。もちろん「生きて」ゆくことの方が大ごとですが、呼吸をして、食べて、歩いていれば「生きて」いるわけじゃあないと思う。
「働く」ことを通じて、私たちは持っている力を発揮出来るし、成長する実感を得やすいし、存在を認められる経験も得やすい。精神的にも、人が「生きて」いる実感を獲得しやすい営為なのだと思います。
「仕事」と「自分の仕事」、その違いについてどう思われますか?
「これはまあ〝仕事〟でやっていることだし」といった言い訳を、時々耳にすしませんか? あまり体重を乗せていない感じ。手の握力がゆるむ感じ。やや他人事で本気ではない感じ。
「自分の仕事」は、その逆のニュアンスです。「他の誰がやっても構わない」なんてことはなくて、巧かろうが下手だろうが、他でもないその人自身がやるから意味や甲斐が感じられること。
「自分の仕事を考えるフォーラム」をはじめたきっかけと理由は何ですか?
3〜4年前です。忘れましたけど。
でも、「さあ、働こう!」とか「こんなふうに働くべきだ」といった望ましさを掲げる、本やイベントの多さに僕は閉口していたんですね。大切なことだと思うから、余分な力が外からかからない方がいい。
もっとニュートラルに、本人が本人の力で自分の仕事や生き方を考えられる、贅沢な空間をつくってみようと思いました。
今回、札幌で行われる「自分の仕事を考えるフォーラム」について。
今回の札幌は、スペシャルな番外編なんです。「自分の仕事を考える3日間」というフォーラムが全三回形式で奈良で開催され、2011年に一旦終了しました。
最終回のゲストの中に、建築家の中村好文さんと、ミナ ペルホネンの皆川明さんがいて、その場で彼ら初めて直に出会って、すっかり意気投合したみたいで。中村さんが「またやろう!」と言ってくれて始まった企画です。予定外の贈り物ですね。
ゲストの人選にあたって考慮されたことは何ですか?
「他人をどうこうしようとせずに、ただ自分の話を正直に語ってくれそうな人」にお願いしています。今回の6組8名は、「就職しない生き方」を形にしてきた人がズラリですね。仕事に対するオーナーシップを、自分の手で握ってきた人たち。
1日目と2日目、それぞれのテーマカラー、もしくはキーポイントは何ですか?
両日ともトップバッターの語り手を。
一日目なら皆川明さん。二日目は中村好文さんとつくる二時間半の場を、のがさずに来て欲しいなと思っています。その二人が各日の空気感をつくり出すことになるだろうし、彼らは奈良につづいて二回目で、おそらく自由度が高く、想定外の動きが生まれそうな気がします。
「わたしのはたらき」という著書の中のあとがきに、「人が光源になって互いを照らし合うような時間を」というフレーズがありました。この意味を教えてください。
人の話を聞きながら、あるいは書かれたものを読みながら、自分が照らされるような気持ちになったことはありませんか?新しい情報を得るというより、自分の内側の照度が上がって、忘れていたことを思い出したり、自分自身がよく見えるようになったり、それまでバラバラだったあのこととこのことが繫がって「そうか!」という気づきが生まれたり。
そういう時には、その光源のように機能してくれている人や、言葉があると思うんです。
このフォーラムを通じて発信したいことは何ですか?
「発信したいこと」はないです。
生きてゆくことはもちろん、働くことも、先ほども述べましたが本人の問題でしょう。他人がどうこう言うもんじゃないし、方向性を指し示すべきでもないと僕は思っています。少なくとも自分はそんなことして欲しいと思わない。でも、その個人的な作業に取り組む時に、実は他人の存在が助けになることが多いにあります。そんな時間を、参加者も、ゲストも、僕も互いにすごせたらと思っています。


西村さんの著書
6月1日(金)、西村佳哲さんによるワークショップ「自分の仕事、自分たちの仕事」を開催
西村佳哲さんは「働き方」や「自分の仕事」、「生きること」に関してさまざまな著書を出版しています。その著書をバイブルにしている若者たちも少なくありません。今回、『「自分の仕事」を考える2日間in札幌』の前夜祭では、西村さんによるワークショップを開催します。

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