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さっぽろの街を愉しもう

「チ・カ・ホ」と愛称が決まった札幌駅前通地下歩行空間。親水公園として生まれ変わった創成川公園。この2つは、札幌都心部の北と南を結ぶ空間として2011年春に誕生。これに大通公園や地下街を加えると、地上でも地下でも都心が縦横に繋がり、気軽に都心巡りができるようになった。

それぞれが、特徴を活かしたイベントを開催しており、愉しみ方もいろいろ。「チ・カ・ホ」は駅と駅を繋ぐだけでなく、各広場では天候に左右されずに様々なイベントが楽しめるようになった。また札幌駅があるJRタワーや創成川公園などは、アート作品がいっぱい。街中にどんなアート作品があるのか探索してみるのも楽しそう。創成川公園は、都心でありながら水辺を散策することもできる。まさに街中の愉しみ方は、自由自在。爽やかな青空が広がり、気持ちの良い季節となった今、街に出て、札幌の良さを再認識してみませんか。アートに触れ、花を愛で、様々なイベントに参加する。そんな都心の愉しみ方を、それぞれの空間づくりに携わっている方たちに紹介してもらった。

チ・カ・ホ

歩くだけでなく、ちょっと足をとめていろいろ楽しめちゃうのが「チ・カ・ホ」です。

大通駅とさっぽろ駅を結ぶ「チ・カ・ホ」。全長520m、幅20mの広々とした空間は、中央の12mが歩行専用空間で、両側4mが広場などの機能を持つ憩いの空間となっている

札幌駅前通まちづくり株式会社企画事業部
内川亜紀さん(左) 今村育子さん(右)
「チ・カ・ホ」は、札幌市民のいろんな思いが詰まった場所。歩行通路としての制約もありますが、アイデアを上手くまとめて気軽に参加できる楽しいイベントを企画していきたいです。「チ・カ・ホ」の詳細マップも配布していますから、ぜひ活用してください」。

 地下鉄大通駅とさっぽろ駅を結ぶ札幌駅前通地下歩行空間。愛称「チ・カ・ホ」。歩いていて、広場で行われているイベントに興味をそそられ、思わず立ち止まってしまったことはないだろうか。「チ・カ・ホ」の両サイドや交差点下の空間は広場として機能。開通以来、「札幌駅前通地下マルシェ」「50m美術館」「札幌こどモード~親子向け遊びワークショップ」「さっぽろアートステージ」「コドモメトロと5つのふしぎ駅」など、様々なジャンルのイベントが行われている。「イベント目的の人だけでなく、たまたま通りかかった人が立ち寄って興味を抱いてもらえるように、アートの場としてもっと活用したい」と話してくれたのは札幌駅前通まちづくり株式会社の今村育子さん。


 また同社の内川亜紀さんは「地上と地下が一体となって、もっともっと人の顔が見える、賑わいのある空間になれば」と話す。試みに9月27日~30日には、北3条通の道庁前4丁目の道路を交通遮断し、広場としての活用を行うとのこと。また駅前通のゴミと駐輪の問題に対処するため、植栽を増やす計画もあるとか。


 「チ・カ・ホ」の憩いの空間を親しみの持てる場にしようと、椅子とテーブルを含めた空間デザインを公募した「ラウンジデザインコンテスト」を開催。10月のデザインウィークに公開審査を行い、最優秀作品が来年2月にお披露目される予定だ。また大道芸人に冬の活動の場を提供しようと始まった「チカチカ☆パフォーマンススポット」のオーディションも第3期を迎える。


 これからも「チ・カ・ホ」では、天候に左右されずに楽しめるイベントが続くだろう。

開通1周年を記念し、子どもたちの素敵な笑顔の力で広場としての可能性を探ろうと開催されたのが「コドモメトロと5つのふしぎ駅」。9日間にわたり、大勢の子供達で賑わいをみせた
開通1周年を記念し、子どもたちの素敵な笑顔の力で広場としての可能性を探ろうと開催されたのが「コドモメトロと5つのふしぎ駅」。9日間にわたり、大勢の子供達で賑わいをみせた
2011年12月の「はじめてのお正月」では、札幌南高校書道部による迫力のある書道のイベントが行われた
2011年12月の「はじめてのお正月」では、札幌南高校書道部による迫力のある書道のイベントが行われた
「本の力で街に賑わいをもたらそう」と開催した「札幌ブックフェス2011」。思わず立ち寄り、好みの本を捜し求める人も多かった
「本の力で街に賑わいをもたらそう」と開催した「札幌ブックフェス2011」。思わず立ち寄り、好みの本を捜し求める人も多かった
大道芸フェスティバル「だい・どん・でん」では、楽しいパフォーマンスに沢山の拍手が送られていた
大道芸フェスティバル「だい・どん・でん」では、楽しいパフォーマンスに沢山の拍手が送られていた

JRタワー

妙夢の穴の中央は、駅前通の中心線と重なっています。

札幌駅総合開発株式会社 営業本部文化事業室 吉田ひかりさん
「シンボル的存在の妙夢のほか、JRタワーに設置している作品を紹介した「アートガイド」をJRタワー館内のインフォメーションで配布しています。ぜひ「アートガイド」を手に作品巡りを楽しんでください」
五十嵐威暢 「テルミヌス広場」
五十嵐威暢 「テルミヌス広場」
パセオ センターB1F
2011年4月、パセオリニューアルに伴い、アートの演出による憩いの広場「テルミヌス広場」が誕生しました。壁面には五十嵐威暢氏によるレリーフ「テルミヌスの森」が設置され、重厚な雰囲気を醸し出しています。広場全体のデザインや、葉っぱの形をしたイスのデザインも同氏によるものです。(また、広場には、八鳥治久氏による作品「テルミヌスを迎える女神たち」も設置されています。)イベントや催物も定期的に開催されており、JRタワーの新しいスポットのひとつになっています。
國松登 ステンドグラス 「黎明」
國松登 ステンドグラス 「黎明」
JRタワー 1階 東モール
北海道を代表する画家、國松登氏の作品「黎明」は、JR札幌駅西コンコースに設置されていましたが、2011年の「パセオ」改修工事に伴い、JRタワー・東モール1Fに移設されました。 以前は階段の上に設置されていたため、遠目に眺めて鑑賞する作品でしたが、移設後は間近で見ることができるため、とても迫力があります。作者の筆使い、繊細で鮮やかな色遣いを間近で鑑賞できるのも、大きな魅力のひとつです。

 多くの人が行きかうJR札幌駅。その西コンコースにあるのは、美唄市出身の安田侃氏の作品「妙夢」。時には子どもたちが穴をくぐったり、腰掛ける人が居たりと、駅のシンボル的な作品となっている。「あまり知られていないようですが、穴の中央が駅前通の中心線と重なっています。そんな事も考えながら見ていただくと、今までとは違った作品の楽しみ方ができるのではないでしょうか」と札幌駅総合開発株式会社の吉田ひかりさん。
そして「この安田侃さんの作品以外にも、JRタワー内には51の作品があります。最近ではエスタ屋上に、國松明日香さんの彫刻「テルミヌスの風」が設置されました。作者も世界を舞台に活躍しているアーティストから若手や、小学生を含めた一般市民まで、幅広いのが特徴です。設置されている場所も、コンコースやモール、駐車場といろいろ。わざわざ美術館に行かなくても、様々なアート作品が楽しめます。JRタワーアートプロジェクトのコンセプトである「世界にひろがる北の窓」を実感してほしいです」。


創成川公園

アートだけでなく、花や緑も楽しめます

財団法人札幌市公園緑化協会事業課 中村佳子さん
創成川の東と西のエリアをつなぎ、アートも緑も楽しめるのが創成川公園です。川辺にも降りられますから、大通り公園とは一味違った開放的な雰囲気を楽しんでほしいです

 南5条~北3条間にあった南北2つのアンダーパスを連続化することで、地上に生まれた4車線部分の空間を整備したのが、全長820m、広さ1万8000㎡の創成川公園。河畔のシンボルだったシダレヤナギも残され、今は川辺でも遊べる親水公園となっている。財団法人札幌市公園緑化協会の中村佳子さんは「川辺で遊ぶ子どもたちの姿も見られ、昼時はのんびりお弁当を広げている方もいます」と、地元の人に愛される公園になっているのを実感しているそう。
 公園内には「まちと人をつなぐ」「札幌を表現する」をコンセプトに、団塚栄喜、西野康造、安田侃の作品が設置されている。芝生の中にあったりと、思わぬところにアート作品が設置されているので、これらを探しながら散歩するのも楽しそうだ。
 水辺に沿うように樹木や花が植えられており、「どこかのんびりした時間が流れている気がします」と中村さん。アート作品を眺めるのはもちろん、季節を感じさせる緑も中村さんのお勧め。「ライラックだけで30種類200本があり、5月中旬から楽しめます。ユリ科のヘメロカリスも20種類ほど。すずらんも多く、季節ごとに花が楽しめます」。

創成川おすすめイベント
あおぞらランチ&カフェ
青空の下でランチを楽しんでもらおうと、平日の昼間、狸小路と二条市場を結ぶイベント広場「狸二条広場」に、キッチンカーが登場。たこ焼きやクレープなど、毎日日替わりで3種類ほどのメニューが用意されている
創成川公園まるわかりガイドツアー
アート作品やモニュメントの解説、季節ごとに咲く花や木の話などを聞きながら、公園をのんびりと散策。
所要時間:1時間~1時間半
料金:100円(保険料込)※記念にしおりとコースターを進呈
※10月10日(水)、24日(水)以外でも、10月末までガイドの都合がつけば希望の日時で随時開催(要問い合わせ)
問い合わせ先:公園管理事務所 TEL 011-563-6788

大通

新しい街の愉しみ方

さっぽろ大通コワーキングスペース ドリノキ
札幌市中央区南1条西4丁目 日之出ビル9階 TEL 011-221-8900

 「子どもが小さいので、昼間に同窓会を開きたい」「交通の便の良い場所で、趣味の教室を」と、願っている方も多いだろう。交流の場を考えると、人が集まりやすいのは、やはり都心部。そういう方の願いを叶えてくれそうなのが、コワーキングスペース「ドリノキ」。 「大通の宿り木」をイメージして名づけられたこの新しい空間は、人と人、アイデア、札幌大通の地域情報などをつなぐ拠点としての役割を持つ。ライフワークの活動拠点、作品展示や制作発表などのギャラリースペース、各種イベント会場など、様々な使い方ができそうだ。上手に活用すれば、都心の楽しみ方が増えるだろう。

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