糖尿病は万病のもと

のんた編集員が10年以上、頼りにしている
ホームドクターの桜井智康先生。
今回は糖尿病について。


のんたのホームドクター 第五回
糖尿病は万病のもと

厚生労働省の調査で、糖尿病が強く疑われる人は全国で890万人以上います。糖尿病予備軍を合わせるとおよそ2000万人以上いると推定されています。生活習慣と社会環境の変化に伴って急速に増加しています。放置すると網膜症・腎症・神経障害などの合併症を引き起こし、末期には失明や透析治療が必要となることがあります。またアルツハイマー病やがんにもなりやすいとされています。そこで万病のもとの予防を考えてみましょう。

食事と運動で工夫してみましょう
糖尿病は1型と2型に分けられますが、特に2型糖尿病は、食べ過ぎや運動不足などの普段からの生活習慣が引き金となる糖尿病です。生活の欧米化で増えている病気ともいえます。
さて、糖尿病に移行するのを防ぐ為には、太っている方は減量する事(5~10%の減量で効果があるとされています)、無理のない適度な運動と身近な食事に気をつける事が大切です。例えば、外出するとき、少しだけ早めに歩く、遠回りして歩く距離を増やす、買い物は歩いて買いだめをせずこまめに行く、3階までなら階段を使う、週に1度くらいは隣の駅まで歩いてみる、周囲の風景などを楽しみ観察しながら20分位歩く、テレビを見ながらストレッチをする、泳げなくても水中を歩くなど、自分に合った運動を勧めます。
また、食事は、野菜をたっぷり取ること、食物繊維が肥満を防ぐ働きをします。朝食を抜いたり、食事時間が不規則だったり、寝る前3時間の間に食べるのはよくありません。食べ過ぎず、ゆっくり噛んで食べましょう。

桜井内科・胃腸内科 桜井 智康




桜井内科・胃腸内科
北海道札幌市中央区南2条西3丁目12
電話011-272-1155
http://www.sakurai-clinic.com/
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