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イベント
本革の風合い、受け継がれる、人生と伴に深まる鞄。
この道具、この人
日々の暮らしを豊かに彩る手作りの生活用具。
長く使い続けても飽きのこない、「のんた」編集部おすすめのクラフトの逸品と、道内在住の素敵な作り手たちを紹介していきます。
【鞄工房】
株式会社 いたがき
板垣 江美 さん
本革の風合い、受け継がれる、
人生と伴に深まる鞄。
「妥協せず、真似をせず、無駄にせず」
優しい色合いをした丸や四角や三角の形。なんだか手作りクッキーのような愛らしさですが、実は本革で作られた小さなボタンたちです。いたがき社長の板垣江美さんが、のんた編集部とのコラボ企画で作ってくれました。
いたがきは、鞄づくりの名工として全国に知られる板垣英三氏(現会長)が1982年に赤平市で創業した鞄工房。同市郊外の小高い丘に建つ本店・ショールームを訪れると、木造りの明るい空間に本革独特の香りが漂い、耳を澄ませば「トン・ト・トン」と、手仕事ならではの音が工房から聞こえてきます。
「人生を伴にする鞄づくりを」。それが創業以来変わらない同社のポリシー。その言葉のとおり、同社の製品は使い込むほどに、歳月を経るほどにしっとりと手に馴染み、代表作の鞍ショルダーをはじめ、親から子へと世代を超えて愛用しているファンが少なくありません。
「私たちは鞄を作るプロ。でも、お客さまは鞄を使うプロ。双方の思いが一致して、初めて良いものが生まれます」と江美さん。そのために、妥協はしない。真似はしない。無駄にしない。ドイツに住まいと工房を持つ江美さんは日本とヨーロッパを行き来する日々ですが、創業者の意志と技をスタッフとともにしっかり受け継いで、素材を大事に手間を惜しまず、自然豊かな赤平の地で、本物の鞄を作り続けています。
そんないたがきスタッフのお手製ボタン。本革製のこのボタンを私たちは『はじめてボタン』と名付けました。
いたがきは、鞄づくりの名工として全国に知られる板垣英三氏(現会長)が1982年に赤平市で創業した鞄工房。同市郊外の小高い丘に建つ本店・ショールームを訪れると、木造りの明るい空間に本革独特の香りが漂い、耳を澄ませば「トン・ト・トン」と、手仕事ならではの音が工房から聞こえてきます。
「人生を伴にする鞄づくりを」。それが創業以来変わらない同社のポリシー。その言葉のとおり、同社の製品は使い込むほどに、歳月を経るほどにしっとりと手に馴染み、代表作の鞍ショルダーをはじめ、親から子へと世代を超えて愛用しているファンが少なくありません。
「私たちは鞄を作るプロ。でも、お客さまは鞄を使うプロ。双方の思いが一致して、初めて良いものが生まれます」と江美さん。そのために、妥協はしない。真似はしない。無駄にしない。ドイツに住まいと工房を持つ江美さんは日本とヨーロッパを行き来する日々ですが、創業者の意志と技をスタッフとともにしっかり受け継いで、素材を大事に手間を惜しまず、自然豊かな赤平の地で、本物の鞄を作り続けています。
そんないたがきスタッフのお手製ボタン。本革製のこのボタンを私たちは『はじめてボタン』と名付けました。
子どもと楽しく、はじめてのボタン付け
ひと口に本革といっても、主に2種類の革があることをご存じでしょうか。「クロームなめし」の革と「タンニンなめし」の革です。
クロームなめしは化学薬品を使った現在主流の革の製造法で、1週間ほどで柔らかな革が作れます。これに対してタンニンなめしは、植物の樹皮に含まれる天然の渋(タンニン)に牛皮をつけ込む伝統的な方法で、完成までに約2カ月かかります。堅くて丈夫な革が仕上がりますが、手間も時間もかかり、クロームなめしに比べて加工も格段に難しいことから、熟練の職人技がなければ、この革を満足に扱うことはできません。
いたがきは創業以来、このタンニンなめしの革にこだわり続けています。もちろん『はじめてボタン』も、タンニンなめしの本革製。「自然の素材だから、子どもたちが使っても安心だね」。そんな発想から『はじめてボタン』は生まれました。お母さんと子どもが、お裁縫道具を持って、いっしょにはじめてのボタン付けをする—。そんな情景を思い浮かべるだけで、なんだか幸せな気持ちになりませんか?
『はじめてボタン』は鞄作りの際に出る端切れ革で作りますが、端切れ革だからといって、決しておろそかになど作ってはいません。端革のサイズを見極め、一つひとつ丁寧にボタン位置を決め、形を整えます。それぞれ微妙に色合いが違うのも、自然の素材ならではのオリジナリティ。まさに、妥協はしない、真似はしない、無駄にしない。いたがきのポリシーが小さな形にぎゅっと凝縮されたボタンです。いろんな形を組み合わせて、お日さまや動物、花や木などを作り、洋服や帽子、マフラーなどに模様付けしてもきっと楽しいし、つなげればストラップやブローチにも変身しますよ。
冬の一日、暖かな部屋でお子さまといっしょに、『はじめてボタン』ではじめてのボタン付け、してみませんか?
クロームなめしは化学薬品を使った現在主流の革の製造法で、1週間ほどで柔らかな革が作れます。これに対してタンニンなめしは、植物の樹皮に含まれる天然の渋(タンニン)に牛皮をつけ込む伝統的な方法で、完成までに約2カ月かかります。堅くて丈夫な革が仕上がりますが、手間も時間もかかり、クロームなめしに比べて加工も格段に難しいことから、熟練の職人技がなければ、この革を満足に扱うことはできません。
いたがきは創業以来、このタンニンなめしの革にこだわり続けています。もちろん『はじめてボタン』も、タンニンなめしの本革製。「自然の素材だから、子どもたちが使っても安心だね」。そんな発想から『はじめてボタン』は生まれました。お母さんと子どもが、お裁縫道具を持って、いっしょにはじめてのボタン付けをする—。そんな情景を思い浮かべるだけで、なんだか幸せな気持ちになりませんか?
『はじめてボタン』は鞄作りの際に出る端切れ革で作りますが、端切れ革だからといって、決しておろそかになど作ってはいません。端革のサイズを見極め、一つひとつ丁寧にボタン位置を決め、形を整えます。それぞれ微妙に色合いが違うのも、自然の素材ならではのオリジナリティ。まさに、妥協はしない、真似はしない、無駄にしない。いたがきのポリシーが小さな形にぎゅっと凝縮されたボタンです。いろんな形を組み合わせて、お日さまや動物、花や木などを作り、洋服や帽子、マフラーなどに模様付けしてもきっと楽しいし、つなげればストラップやブローチにも変身しますよ。
冬の一日、暖かな部屋でお子さまといっしょに、『はじめてボタン』ではじめてのボタン付け、してみませんか?
お問合せ : kanata art shop
TEL : 011-219-3988
FAX : 011-219-3989
MAIL : info@kanata.in
〒060-0042
札幌市中央区大通西5丁目大五ビル6F
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